ブルボン王朝とワイン♪
フランスの歴史の中でも、最も
華やかな時代・ルイ王朝
「我はアポロンの生まれかわりだ」という名セリフは有名
その太陽王・ルイ14世の持病は「
痛風」と「
ぢ]でした
特に晩年はかなりひどかった。そこで王の信頼が厚かった侍医・ファルゴンは、
薬としてブルゴーニュの赤ワインの中でもきっての美酒を1杯、2杯・・・
ファルゴン 「これはお体に精力をつけ病に打ち克つ妙薬。ワインの王でございます。
王様には王のワインが何よりふさわしゅに存じまする」
ルイ14世 「うむ、これはよい。この治療法、この薬なら世の常日頃の苦しさは、
軽くなり、気も晴れるというものだ」
と、ルイ14世はこの最高のワインにほれ込んでしまいました。
そのワインは、ブルゴーニュのコート・ドール地方の赤ワインでした。
その地方はルイ11世が特に1477年物は、見事だと感心した…記録も残っています。
それから、
シャンパン。
フランス王たちの「
戴冠式」をあげる場所は、シャンパーニュ地方のランス大聖堂。
当然、ランス地区のワインがつまりシャンパンがその祝宴に供され、
格式のあるワインとして名が通っていました。
ルイ15世の
寵姫・ポンパドール夫人、
バリ夫人たちによって、ボルドー地方から
取り寄せたワインは、色が濃く、ボディーもあつく、芳香は謎を秘めたように
複雑な飲み物でした。
ルイ15世はそのワインを飲んで絶賛したといわれております。
それ以来、
王様御用達ワインになっていくのです。
ヴェルサイユの赤ともいわれた
ボルドーカラーは、それ以来
ひとつの色名になって、
残ることになったのです。
ヨーロッパ各王室御用達のカルティエ社がボルドーカラーを
取り入れているのをご存知かしら
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