ブルボン王朝とワイン♪

ソムリエール★seiko

2006年08月01日 17:18

フランスの歴史の中でも、最も華やかな時代・ルイ王朝

「我はアポロンの生まれかわりだ」という名セリフは有名


その太陽王・ルイ14世の持病は「痛風」と「]でした
特に晩年はかなりひどかった。そこで王の信頼が厚かった侍医・ファルゴンは、
薬としてブルゴーニュの赤ワインの中でもきっての美酒を1杯、2杯・・・

ファルゴン  「これはお体に精力をつけ病に打ち克つ妙薬。ワインの王でございます。
         王様には王のワインが何よりふさわしゅに存じまする」

ルイ14世  「うむ、これはよい。この治療法、この薬なら世の常日頃の苦しさは、
         軽くなり、気も晴れるというものだ」

と、ルイ14世はこの最高のワインにほれ込んでしまいました。



そのワインは、ブルゴーニュのコート・ドール地方の赤ワインでした。
その地方はルイ11世が特に1477年物は、見事だと感心した…記録も残っています。

それから、シャンパン
フランス王たちの「戴冠式」をあげる場所は、シャンパーニュ地方のランス大聖堂。

当然、ランス地区のワインがつまりシャンパンがその祝宴に供され、
格式のあるワインとして名が通っていました。

ルイ15世の寵姫・ポンパドール夫人バリ夫人たちによって、ボルドー地方から
取り寄せたワインは、色が濃く、ボディーもあつく、芳香は謎を秘めたように
複雑な飲み物でした。

ルイ15世はそのワインを飲んで絶賛したといわれております。
それ以来、王様御用達ワインになっていくのです。

ヴェルサイユの赤ともいわれたボルドーカラーは、それ以来ひとつの色名になって、
残ることになったのです。

ヨーロッパ各王室御用達のカルティエ社がボルドーカラーを
   取り入れているのをご存知かしら

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